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やってはいけない!WordPressテーマを選ぶときの「べからず」集10選

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本記事は、Things NOT to Do While Choosing a WordPress Theme
翻訳・再構成したものです。
配信元または著者の許可を得て配信しています。

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読了時間 : 約7分50秒

WordPressを使っていますか?ブログを始めるために個人のウェブサイトを作ったり、ビジネスに関する情報をデジタル発信したりするための手段として、WordPressは最適な選択肢のひとつです。

 

どんな人たちがWordPressを使っているのでしょう。その多くは、なるべくややこしい事抜きに、より短時間でコンテンツを仕上げたい人であるはずです。

 

サイト管理はこれひとつで全て間に合うので、WordPressを使えば作業が非常に楽になります。始めるにあたって、まずは適切な WordPressテーマをセレクトする事が何よりも重要です。

 

WordPressでは、選択できるテーマごとにたくさんの機能が用意されています。使える機能を基準に、どれでも好きなテーマを選べば良いように見えますよね。しかし、多くのユーザーがここで膨大な時間を掛けてしまいがちです。つい、サイトにマッチする完璧なテーマを見つけようと意気込んでしまうのでしょう。

 

テーマ選びには、忘れてはいけない心掛けがあるのです。みなさん、ご自身のWordPressテーマを確定させる前にこの心掛けをぜひ頭に入れておいてください。本記事では、WordPressのテーマ選び「べからず集」をご紹介します。

 

以下の10の失敗は、やってはいけない!

 

 

1.機能を制限してしまうテーマを選ぶべからず


 

WordPressテーマの中には、ただページを補助するだけのテーマが存在します。これを選ぶと、先々テーマに変更が加えられた時は、コンテンツ自体も変更を余儀なくされてしまいます。このコンテンツ変更作業は、時間の無駄です。テーマ変更のたびにコンテンツを変更しなければならないので、変更状況にいちいち気を配らなくてはなりません。

 

テーマは、みなさんのページと投稿に連動して機能すべきですつまり、掲載コンテンツを支えてくれるようなテーマを選ばなくてはなりません。

 

WordPressを利用する間は、コンテンツとテーマの更新作業が常に付いて回ります。テーマ選びにおいてひとつ、慎重に確認するべき事。それは、選んだテーマのページ上に必要に応じて変更を加えるためのカスタムアドミンパネルか、ダッシュボードのいずれかが設置されているかという点です。

 

これがあれば、コーディングのスキルがなくてもテーマを改良すことができ、投稿や変更を随時加えて行けるでしょう。

 

 

2.Multiple」プラグインを入れるべからず

 

 

WordPress上には作業を簡略化させてくれる便利なプラグインがたくさん存在しています。サイトの操作性やページの表示スピードを高めてくれるプラグインもあるでしょう。しかし、その多くの機能のうち、利用できる物は限られています。本当に必要な機能をよく確認した上で、インストールしましょう。

 

無駄な機能の含まれていないプラグインを選んでください。「万能=マルチ」を謳う『multiple plugins』をインストールしてしまうと、プラグイン同士が干渉してしまいます。multiple pluginsは、一度インストールしてしまうとアンインストールの際にシステムにバグが発生する恐れがあります。こうなると、別のプラグインをアンインストールする際にもやはりシステム不具合が生じる可能性が。

 

と言うわけで、multiple pluginsの使用は避けましょう。サイト内バグの発生予防と快適なユーザーエクスペリエンスは重要です。

 

テーマによっては、どのプラグインが必要になるのかを明示しているケースも存在します。この場合は、指示に従いましょう。

必要があれば推奨プラグインをインストールし、不要になったプラグインは削除しておきましょう。multiple pluginsを使っても労力の無駄です。

 

3.ショートコードを乱用するべからず

 

 

ショートコードを使うと便利ですよね。ウィジェットやページ、投稿の中にコンテンツをねじ込んでしまえるのですから。

コードの知識がなくとも、これさえあれば機能の追加が可能です。

 

WordPress上で使うのでなければ、ショートコードは偉大なツールと言えるでしょう。このツールの弱点は、処理時間です。

ショートコードを使って様々な機能を作成することにより、そのページのサイトパフォーマンスは低下します。

 

つまりショートコードが組み込まれたテーマを選択すると、いずれややこしい事になりかねません。ましてや、そこに変更を加えたりしたら…。

 

将来テーマ変更をしたくなった時は、ショートコードを全て削除する羽目になるのです。複数ページで構成されたサイトからショートコードを削除して別のテーマに変更するのは、非常に時間が掛かることでしょう。ショートコードはプラグインに組み込まれていて、そこ以外はどの場所にも動かせないのです。

 

ページ閲覧操作の快適性を保つために、ショートコードを多用するのは避けましょう。

 

4.読み込み速度の重要性を侮るなかれ

 

 

WordPressで作成したサイトの売りは、操作の快適性とスピーディーなページの読み込み速度です。どのテーマを選ぶにせよ、読み込みの遅いものはあらかじめ避けましょう。

 

表示速度を遅くするプラグインも存在します。ショートコードの実行は、ページ読み込みに時間がかかる原因になります。

特に視覚効果は、フリーズの原因になることも。

 

当然、みなさんは別のテーマを採用するでしょうが、ダメなテーマには忘れずにレビューやコメントを残しておきましょう。

そのテーマがどのくらい読み込みに時間が掛かったかは経験値になります。

 

こういった点を踏まえてテーマを選んでみてください。もし、ページ読み込みが数秒以内に完了しなかったなら、閲覧者は別のサイトへ移動するでしょう。

 

見た目だけでテーマを選ぶのは簡単かもしれませんが、それがサイトにとってどう作用するかも知っておくべきです。

 

 

5.サポート機能のないテーマを選ぶべからず

 

 

選んだテーマがコミュニティサポートを備えているかかどうかは、必ずチェックしましょう。これがないと、解決困難な問題が発生した時あわてる事になります。

 

よく見て、活発で頼れるコミュニティサポートが設置されたテーマを選ぶようにしてください。バグやトラブルに直面した時、そのコミュニティがきっと解決に導いてくれます。

 

みなさんが選んだテーマに疑問が生じて、コミュニティサポートの助けが必要になる事態が起こるかもしれません。もし、めぼしいテーマの中にこういったサポート体制がない場合は、そのテーマを現在使用中のユーザーがいるかどうかを調べてみてください。

 

利用者が多ければ、助けが得られる可能性が期待できます。先人が同じ問題を経験してきたかもしれませんからね。しかし、充実したコミュニティサポートがあるに越した事はありません。

 

読み込みが止まったり、閲覧ができなくなったりするトラブルは、割とよく起こります。もしサポートの機会や十分な「よくある問合せ集」が用意されていないならそのテーマを選ぶのは考えものです。

 

どんなテーマを選ぶにせよ、問題解決に役立つコミュニティサポートがあるか、または充実したFAQが設けられているかを確認しましょう。それがあれば、問題が起こったからと言って必ずしもテーマを変更する必要はないのです。

 

6.ブランドカラーを無視するべからず

 

 

どの企業にも持ち味やテーマカラーがあります。ウェブサイトを製作するにあたり、そのブランドカラーを考慮することは必須です。テーマ選びの大前提として、企業イメージにふさわしいものを探すべきです。

 

カラーパレットにカラースキーム、テーマの特徴や機能はもちろん、ロゴマークを入れるスペースがあるかどうかまで。全ては、掲載企業のイメージにふさわしくあるべきです。

 

こういった点を考慮すれば、ユーザーにとって分かりやすい見た目のウェブサイトが仕上がります。

 

なぜ、企業イメージを意識する事が重要なのでしょう。それは、ブランドに興味を持ってサイトを訪れた閲覧者にとって、そのサイトイメージこそが企業の第一印象となるからです。そしてそのイメージは、永く保たれるものです。

 

もし、製品や企業イメージがウェブサイトとかけ離れていたとしたら、閲覧者はサイトがその企業のものである事を認識できないでしょう。ウェブサイトがそのブランドの声を発していないのであれば、意味がありません。

 

テーマ選択の段階から、作製者はその企業イメージを強く意識しなくてはなりません。

 

7.フォント選びを侮るなかれ

 

 

フォントは重要です。ウェブサイトをデザインするにあたってその基本ツールや機能と同じくらい、フォントを大切に扱いましょう。コンテンツとフォントに正確なメッセージとアイデアを託して、伝えるのです。テーマに合ったフォントを選べば、より多くのオーディエンスにブランドを認知してもらえます。

 

フォントの選択肢が豊富なテーマは多く存在します。フォント選択の機能は、テーマにとって必須とも言えます。試しにテーマを選んで、ベストなスタイルのフォントを選択してみましょう。読みやすいフォントを搭載したテーマを選ぶよう注意してください。

 

ブランドによっては、手書きフォントがふさわしい場合もあるでしょう。一方で、大半の人はシンプルでクセのないフォントを読みやすく感じる傾向にあります。不釣り合いなフォント選びや相性の良くない組み合わせによって、テーマそのものの良さを台無しにしてしまわないように注意しましょう。

 

8. 非対応デバイスを放置するべからず

 

 

完璧なテーマを選ぼうと思うと悩ましいものですね。みなさんのウェブサイトに合わせて、テーマの方を調整するための機能も存在します。中でも、複数のデバイスに対応させるための機能が備わっているかどうかはぜひチェックしてください。

 

ユーザー側で、サイトの体裁を調整してくれるシステムを使っている場合があるがもしれません。一方で、このサイトにモバイル端末からアクセスする方もいるでしょう。こういった場合、テーマ選択は限られてきます。携帯やタブレットなど、すべてのデバイスに対応可能なテーマを選ぶべきです。

 

対応デバイスの利用者だけに閲覧を制限してしまうわけには行きません。

 

モバイル非対応のサイトを開けなかったユーザーは、別のサイトを表示し直す可能性があります。ユーザーに不便な印象を持たれてしまうと、彼らはライバルサイトに簡単に流れてしまいます。

 

どのデバイスにも対可能なテーマを選ぶようにしましょう。

 

 

9. コストを渋るべからず

 

 

ウェブサイトが仕上がったら、資金を賢く投じてツールを活用し最大の効果を得ましょう。

 

無料テーマは多く存在しますが、フォントの選択肢が限られていたり、機能編集の選択肢が少なかったり、はたまた対応デバイスが限られていたりと、無料だけに制限が多くなっています。予算を投じれば、制限があるテーマを選んだとしても利用できる機能の幅が広がります。

 

良いテーマ選択をすれば、みなさんの市場の満足度も高まります。

 

予算ありきでテーマの機能を絞ってしまっては、サイトを作るための意味は失われます。ですから、例え費用が掛かっても企業の声を発信するのにふさわしいテーマを選ぶことをお勧めします。わずかな追加料金でそれが実現するのなら、十分投資価値があると言えるでしょう。

 

10.完璧を追い求めるべからず

 

 

「万能」を謳うオプションを備えたテーマも存在することには、もう触れました。

 

テーマ選びそのものが、大変時間の掛かる作業です。一度決めたら、次はカスタマイズ。そして微調整作業の数々が待っています。完璧なテーマを仕上げようとすれば、それは永遠に終わらない作業となる事でしょう。

 

サイトのビジュアルを追求しだすと、手付かずのまま積まれたその他の重要な作業そっちのけで夢中になってしまうものです。何かを完璧に仕上げようと試みるのは、キリがないことです。

 

ここに囚われてはいけません。最も重要なことは、サイトの更新と定期的な投稿作業なのです。テーマの作り込みは、一度サイトを公開したらおしまいにしましょう。そして、うまく運営する事にこそ力を注ぎましょう。

 

土台の改善は必要ですが、その他の大事な作業を犠牲にしてしまっては元も子もないという事を忘れないでください。みなさんがWordPressテーマを選んだのであれば、それは手放すべき問題です。

 

例えテーマ選びには時間が掛かったとしても、本当に重要な事にも時間を掛けられるのなら、その分良い結果が手に入るはずです。サイトに合うテーマを選ぶ時は、常に時間とお金を意識しましょう。

 

以上、ご紹介したポイントはいずれもWordPressテーマを選ぶにあたって誰もが陥りがちな、よくある間違いです。今、みなさんがやるべきこと。それは、タイムマネージメントとある物の中から最善を選ぶという作業への気づきであり経験です。くれぐれも気をつけて、どうか時間を有効に使ってください。

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