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ユーザーの目線に立ってサイトの評価を上げよう!  [後編]

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Chromeユーザーエクスペリエンスレポート

 

昨年10月に導入されたChromeのユーザーエクスペリエンスレポートは、ウェブ上の主なユーザーエクスペリエンス指標の公開データ群であり、そのため、レポートに含まれるパフォーマンスに関する情報は、閲覧履歴の同期と、使用状況統計レポートを有効にしているChromeユーザーの、実際の閲覧状況をもとに集計されたものです。

 

 

基本的に、特定のChromeユーザーは、ブラウザにロード時間の指標をGoogleに報告することを許可しています。このレポートには現在、100万件以上のパブリックデータ群がありますが、パブリックデータ群に含まれるよりも多くのドメインのデータが存在すると私は考えています。

 

 

3月に私は、SMX Munich(すばらしいカンファレンスでした!)に参加し、数人のSEOと共に、John Muellerとチャットをしました。 そして、GoogleのGaryが、WRSがサイトの表示速度評価に関係ないことを明らかにしたことを踏まえつつ、Googleがサイトの速度を評価する方法についてJohnに尋ねたてみました。Johnは親切にもこの状況をある程度解明してくれましたが、その時点では何の発表もなされてはいませんでした。

 

 

しかしその後、Johnはこの情報をGoogleウェブマスターのセントラルハングアウト[15m30s、ドイツ語]で公表しています。ここでは、このデータ群を他のデータソースとともに使用していると説明されています

 

(他のデータソースとは具体的に何なのかについては明らかにされていませんが、データセットがすべてのドメインをカバーしていないため、そういったデータも含まれているということは理解しておきましょう)。

 

 

SMXで、Johnはまた、GoogleのPageSpeed InsightsツールにChromeのユーザーエクスペリエンスレポートのデータがどのように含まれているかを説明してくれました。

 

 

 

最上位クラスのドメインのパフォーマンスデータの公開データ群は、公開されているBigQueryプロジェクトからも入手可能です。

 

Googleが他にどんな要素を考慮に入れているのかは分かりませんが、すくなくともこのデータ群が使用されていることは確実だといえます。ここまでで述べたように、Googleは公開データ群で提供されているよりも多くのサイトでデータを使用していると私は考えていますが、これについては確認できていません。

 

 

ユーザーに気を配ろう

 

重要なことは、これは、Googlebotには検出されないものの、Googleによって検出され、ランキングのファクターとして使用される、サイトに加えることができる変更があることを意味しているということです。たとえば、GooglebotはHTTP / 2クロールをサポートしていないことが分かっていますが、ユーザーにHTTP / 2を導入することで得られるスピードの向上がGoogleによって検出されているのです。

 

先進的なキャッシングのためにサービスワーカーを使用する場合も同様の事が言えます。Googlebotには認識されませんが、ユーザーはそれに気がつくでしょう。実際、そういったケースはあります。

 

基本的には、これはGooglebotによる評価に気を配る必要がなくなったことを意味します。Googlebotのクローリングには依然として注意しなければなりませが、これはまた別の話です。

 

 

 

▼前篇はこちら!

 

 

※本記事は、Google Confirms Chrome Usage Data Used to Measure Site Speed を翻訳・再構成したものです。

 

 

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