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【ユーザの思考のデザインする?!】ユーザの行動を誘導するデザインの心得

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ウェブサイトは心理学的な技術を利用して、ユーザの行動に影響を与えようとしています。

デザインの仕方次第でユーザに特定の行動を取らせたり、サービスに登録させたり、商品を購入させたりするように仕向けることができます。

 

この記事では、ユーザが納得したうえでデザイナーの狙い通りに決定を下してくれるよう誘導する技術をご紹介します。

 

 

・不足しているという気持ちを利用する

Design of the Mindの著者であるビクター・ヨッコ氏はデザインに精神的な誘導を取り入れています。

 

氏によれば、人間は他人が持っていないものを得るのが大好きです。また人間は、数が限られているものには高い価値があると考える傾向があります。人間は何か数が限られているものに対して、より行動を起こしやすくなります。これをデザインに取り込むことで、ユーザに行動を起こさせようというのです。

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ショッピングサイトでは残りの在庫数を見せたり、タイムセールを行います。コンテンツが主体のサイトでは、限定コンテンツにアクセスできるプレミアム会員を用意します。もし新製品のリリースを控えているなら、限られた人しか来られない限定イベントに招待しましょう。

 

 

 

・ソーシャルの影響を利用する

ヨッコ氏は、ソーシャルの要素を取り入れるのも効果的だと言います。

人間とは元々がソーシャルな生き物で、友達が使っている製品を自分も欲しくなります。また好みの人とつながろうともします。この部分を利用して成功したのがソーシャルメディアを運営するFacebookやSnapchatです。製品にソーシャル要素を取り入れることができれば、競合と比較された場合でも興味を持ってもらいやすくなります。

 

 

まずは、製品ページをシェアできるように作ることを忘れないでください。ユーザーの知人がすでに製品を使っている姿を見せるのも効果的です。ユーザがリアルタイムに更新情報を知ることができるニュースフィードも提供しましょう。ユーザ間で競争を起こすのもいい影響があります。

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・ユーザのたどる道を通して説得していく

UXとコミュニケーションを研究するアルベルト・フェレイラ氏は、より統合された形で心理的技術を使うことを推奨しています。

説得とは刺激、コンテクスト、振る舞いを総合したものです。どれか一つだけでは説得は成功しません。ここまでで紹介した効果を組み合わせて使い、A/Bテストも行ってユーザの反応を伺いましょう。

 

 

より効果を高めるには、消費者の行動を3つの要素に分けます。感情、動機、能力です。データに基づいた戦略を立て、消費者の購入のプロセスについて知り、そのプロセス中に消費者がどういった考えを抱いているのか、どんな価値を感じているのかを理解します。その上で複数回、消費者を説得するようアプローチしていくのです。

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このような技術を利用することで、ユーザにきちんと納得してもらったうえで商品購入や有料プランの登録につなげることができます。無闇に煽るのではなく、購入後の満足度なども含めてきちんと想定した上で戦略を立ててください。

 

 

 

 

 

※本稿は 「7 killer ways to influence user behaviour」を翻訳・再編集したものです。

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