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データで裏づけしてWebサイトのリデザインを行う方法【データの活用方法とは…】

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大規模なウェブサイトのリデザインは、素晴らしい経験となることもあれば大失敗に終わることもあります。プロジェクトの成否にはさまざまな要因が関わっていますが、UXチームに成功をもたらすには、データドリブンのアプローチを取ることが重要です。今回はデータドリブンでリデザインを行う方法を紹介します。

 

 

データドリブンのデザインを行う理由

データドリブンのデザインとは、データを意味ある形で活用してデザインに役立てることです。これには定量データと質的データの両方が含まれます。リデザインを進める際には、問題や解決法を推測だけで決定してはいけません。データを用いることで現在のデザインにおける問題や改善点が明らかになり、検証にも役立ちます。

 

 

よくある疑問にデータで答える

いざデータを活用しようとしても、実際に行ってみるとさまざまな疑問を抱くはずです。そのすべてに答えることはできませんが、頻繁に発生する疑問にできるだけお答えします。

 

質問:誰もが、新しいサイトは今より優れていなければならないと言いますが、具体的な意味がわかっている者はいません。どこから始めればいいのでしょう?

 

答え:アナリティクスを見て、現在のパフォーマンスを計測してみましょう。

 

まずは現在のサイトがどういった状況かを計測しましょう。Googleアナリティクスなどでサイトを分析してみてください。ページビューやコンバージョン、バウンスレートなど多彩なデータを収集でき、課題が見えてくるはずです。

 

 

質問:ユーザーがどのようにサイトを訪問し何をしていくかはわかっていますが、なぜサイトに来てくれるのか、何を必要としているのかがわかりません。

 

答え:ユーザーの意図と満足度についてアンケートを取りましょう。

 

数字でユーザーが何をしたのかはわかりますが、なぜそれを行ったのかまでは見えません。ローコストでこのデータを集めるには、ユーザーにアンケートを取ってみてください。設問が1つだけの簡単なものでも、プロジェクトに活用できるデータが集まります。

 

 

質問:当社のデザイナーは、ランディングページを長いスクロールページにし、末尾にCTAを設置しようとしています。マーケティングチームもこれに賛同しているようです。ユーザーは末尾までページをスクロールしてくれるのでしょうか?

 

答え:ヒートマップ、セッションレコーディング、A/Bテストで確認しましょう。

 

デザインの方向性に迷ったら、ユーザーが実際にどのように行動しているのかを見ましょう。クリックのヒートマップやユーザーの行動を記録したセッションレコーディング、A/Bテストなどで確認すれば、デザインの方向性が正しいかそうでないかを見極められるでしょう。

 

 

 

このように、データを活用することで課題や将来の方向性がはっきりと見え、新しいデザインにも説得力が生まれます。データは多いに越したことはありません、早速収集を始めましょう。

 

 

 

 

※本記事は、Data-Informed Design: Minimize the Website Redesign Debateを翻訳・再構成したものです。

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