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「ナチュラルUI」知らないと時代遅れ!次世代のUXに関してデザイナーが備えるべきこと

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最近では、私たちが機械と触れ合うことが増え、その感触も直感的になってきています。

これまでは画面上に映し出されたUIに向かって指示を出していましたが、ナチュラルユーザーインターフェースと呼ばれるものはGUIを持ちません。そのため、UXデザイナーの仕事が一層重要になってきているのです。

 

 

ナチュラルUIと聞いてマイノリティ・リポートを思い浮かべる方は多いでしょうが、あんな風に手を大きく動かし続けるのは実際には疲れるだけです。

また手を動かすことにハンデを抱えている方もたくさんいます。今でもアクセシビリティは大切ですが、将来もそれは変わりません。

また、手を動かすことができても太い指や短い指を持つ方にとってタッチ操作は誤作動を起こしたり、目的の場所まで指が届かないこともよくあります。そうした人々でも問題なく使えることがナチュラルUIでは重要です。

 

 

またナチュラルUIは多くの処理能力を必要とします。処理しなければならない情報が多いため、大きなバッテリーも必要です。指紋センサーや虹彩認証センサーなども加えれば、UIのコストを大きく引き上げることになります。

 

 

では、そうしたナチュラルUIに対してUXデザイナーができることは何でしょうか?

 

まず必要なのは、シンプルに保つということです。

UXデザイナーは私たちが日頃使っているタップやスワイプなどの親しみのあるジェスチャーを採用すべきです。それだけでユーザーは覚えることが減り、負担を軽減できます。すでにユーザーが持っているスキルをそのまま使うよう設計しましょう。もしもユーザーに新しい操作を学んで貰う場合には、基本から応用まで順番に覚えてもらえるよう気を配ってください。

 

 

ナチュラルUIでは常に改善できる余地を残しましょう。ユーザーが操作を行おうと動きを起こしても、UI側がそれに対応できなければ意味がありません。人間の様々な動きのパターンを認識し、ナチュラルUI側がユーザーの意図を推測できるようになるのがベストです。

 

 

まだあまり実感はないかもしれませんが、ナチュラルUIは既存のGUIを置き換えようとしています。

時間はかかるでしょうが、いずれはGUIが古いものとなる可能性も十分にあります。UXデザイナーは今のうちから、業界で起こっている変化について学び、なるべく適応していくべきでしょう。

ナチュラルUIが普及するにつれ、これまでの直線的なワークフローから多次元領域へ、画面のクリックから思考をベースとする命令へと大きなシフトが起こるでしょう。それに対応できるよう、準備を進めておいてください。

 

 

 

 

※本稿は 「No UI Is the New UX」を翻訳・再編集したものです。

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