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2018年に注目すべきユーザーエクスペリエンスの7つのトレンド

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頭部移植や3Dプリンタで作られた家、宇宙旅行、それからロボットの市民権。2017年を支配したのは技術革新でした。それだけでなく、2017は、ユーザーエクスペリエンスにとっても、新しい技術による目覚ましい成果が見られたという点で激動の年だったのです。以前は、ユーザーエクスペリエンスに一切お金をかけずにシステムの構築と発展を行えるライブラリがありましたが、今やユーザーエクスペリエンスデザインの妥当性を無視するのは大きな誤りなのです。ここで、2018年にあなたが体験するはずの、ホットで、すぐ傍まで迫ってきている刺激的なトレンドを紹介していきましょう。

 

 

 

1.ミニマリズムとネガティブ・スペースの魔法

 

 

 

仕事の邪魔をするものをすべて取り除いてしまうことが2018年の焦点になるため、デザインにおける余計なものを捨ててしまうのに良い機会です。ウェブページのひとつひとつはタスクを常に意識しながらデザインされ、ミニマリズムと空白はユーザーが目的を達成するまでの道のりを合理化するのです。

 

・デザインが目的のないものを含んでいてはいけません。すぐにロードできるミニマリストのデザインはモバイルユーザーにとってもデスクトップのユーザーにとっても好ましいものであり続けるでしょう。

 

・ミニマリスト的はサイトをロードするのにかかる時間を短くしますが、つまらないデザインであるわけではないのです。色彩のコントラストやイラスト、そして太活字体のフォントは人目を引き、それでいてごちゃごちゃした印象を受けないユーザーエクスペリエンスを実現してくれます。

 

・空白の領域、すなわちネガティブ・スペースはコンテンツに注目を集め、コンテンツの道しるべとなってくれるでしょう。

 

・空白の領域は有用性と利用しやすさを確保するためには欠かせないの要素であり、サイトへの積極的な関与と変革をもたらします。

 

 

 

 

2.モバイル機器が文字通りあらゆる場所で優先されるようになる

 

 

近年ではモバイル機器の使用は気晴らしとゲームだけに限られておらず、個人が、携帯電話を使って買い物からビジネスに至るまであらゆるものにアクセスしています。2018年にはモバイル機器向けの要素がデスクトップコンピュータのためのコンテンツに大きく影響するのが見られるでしょう。

 

・ハンバーガーの影響力は2018年にやや衰えるでしょうが、画面に常に張り付くメニューや、シンプルなデザイン、カード型レイアウト、そして大きなフォントはデスクトップでも重用されるでしょう。

 

・プラットフォームに依存しないユーザーエクスペリエンスをデザインすることに焦点があてられるでしょう。これはつまり、ユーザーがアプリで商品を見て回り、ウェブサイトで支払いを済ませられ、そしてその逆のことも出来るような柔軟性を確保するということです。

 

・ユーザーエクスペリエンスはどこにいても快適なものになるでしょう。最終的にはユーザーは目的を達成するために使ったぎ技術やデバイスではなくブランドを覚えていられるようになるのです。

 

 

 

3.SiriにHey、GoogleにOKと話しかける時が来た

 

お問い合わせフォームや販促メール、電話番号や所在地を地図に示すことだけでは、WhatsAppとFacebookを通して関わりを持つことを好むミレニアル世代にとっては十分ではないのです。2018年のトレンドの動向はは、よりスマートな対話型のインターフェースを通して行われるコミュニケーションへと傾いています。対話型のインターフェースは様々な媒介機器で見られるようになってきており、2018年の人々のふれ合いを合理化し続けるでしょう。

 

ユーザーエクスペリエンスは、クリックと画面をタップすることから、声によるユーザーインターフェースを受け入れることへと移行するでしょう。近年、ユーザーの注意をそらすものがたくさんあり、音声ユーザーインターフェースは、たとえ別のことをしていたとしても、ユーザーの視覚的な注意をスクリーン上に引き続けるのに、重要な役割を果たすことになるでしょう。

 

 

 

4.アニメーションが新しいやり方で復活する

 

GIF画像は2017年に一日あたりの利用者数が2億人を超えるという熱狂的人気を博しました。この静止画と動画の赤ちゃんは2018年にも大きな影響を与えそうです。GIFは、動画のように動作を重たくすることなく画像に生き生きとした命を吹き込みことで、計り知れない価値をもたらしてくれます。

 

 

 

・映像は最も重要な要素に注意を引きつけるために好んで選ばれる選択肢となるでしょう。 そういった映像は閲覧者のサイトに対する関心を増し、閲覧者の操作に応じて回ったり踊ったりするようにプログラムしておくことも出来ます。これはスクリーン上にあるコンテンツが決して見逃されないようにするための理想的なシナリオなのです。

 

・閲覧者とサイトのインタラクションはgifだけでなく、あらゆるものの一部になるでしょう。タッチしたりスクロールしたりすることで起動するアニメーションは、良く計画されて実装された時には、あなたのウェブサイトに現代的な魅力をもたらし得るのです。

 

・デザインの技法として画面の遷移が一般的になる一方で、デザイナーは、一つ一つの画面遷移に意味があり、タスクの達成に関係があるようにしなければなりません。

 

 

 

 

5.よりスマートにパーソナライズする

 

デザイン技法としての個人化というトレンドはすでに広く普及していますが、2018年には個人化がよりスマートになるでしょう。それはどこでも見られようになり、ユーザーが、ただのチャット画面にカラーパレットを設けることができるようもなるでしょう。個人化は人工知能や機械学習、スマートコンテンツそして情報強化における発展に支えられて、加速しつつあります。

 

 

・最新のトレンドを追いかけるのではなく、ユーザーの、色彩とフォントに対する反応を明らかにするための調査が行われるようになるでしょう。

 

・視聴者一人一人を記憶するインターフェースは、彼らのニーズを満たすように変化し、視聴者それそれに合ったユーザーエクスペリエンスを提供します。

 

・使用者の声と微調整された設定を記憶する音声認識型インターフェースが彼らの好みに合ったユーザーエクスペリエンスをもたらします。

 

・年齢確認後の、年齢に応じたデザインの提供も可能です。例えば、10代の若者に対してはは明るい色とスタイリッシュなフォントを、お年寄りに対しては大きなフォントと落ち着いた色彩で表示を行う、といったことが考えられます。

 

・指紋と顔の識別技術は、個人認証をより簡単にし、パスワードを覚えておかなくてもいいようにする企業が増えるでしょう。

 

 

 

 

6.スクロールしないと見えないコンテンツ ~連続するユーザーエクスペリエンス

 

 

 

スクロールせずに閲覧することのできる部分に全てのコンテンツを詰め込む必要性は、FacebookやTwitterによって広まった無限スクロールによって、失われてきています。ユーザーはモバイル機器でスクロールすることに既に慣れており、今度はデスクトップでもスクロールすることに慣れ始めています。新しいトレンドはスクロールによって新しい何かをユーザーに提供することなのです。情報は、ユーザーのニーズが満たされ、それでいて流れが滞っていないように見えるやり方で、優先され、表示されなければなりません。

 

ユーザーがコンテンツを読むのを邪魔することのないように、コンテンツのナビゲーションはコンテンツに集中することになるでしょう。コンテンツ、情報の構造は全てユーザーのニーズを予測し、サイトを閲覧のあらゆる段階においてユーザーに最も関係のある情報と機能を提供し、それによってユーザーとの関係を深め、信頼を勝ち得ることになるでしょう。

 

 

 

7.フィードバック収集の新時代

 

 

 

私たちが2017年に発表したリストは、ユーザーの感情の種類を明らかにするための脳波測定技術や、ある特定の感情の強さを測定するための電気皮膚反応などの、フィードバックを集める新しい方法で成り立っていました。しかし、2018年には、期待通りの感覚を人に与え、ユーザーが製品を使用するという経験の質を向上させるために、これらのフィードバック収集技術における技術革新、そしてフィードバックをどのように利用出来るのか、ということが分かるでしょう。

 

共感覚は、ある刺激が無意識のうちに別の感覚を誘発する、感覚が混ざり合っている神経の状態です。共感覚のフィードバックはユーザーエクスペリエンスデザインにおける新しい試みで、インターフェースが受容できる複雑な感覚をともなう体験の範囲を拡大することができます。つまり、ある単語を聞いたり読んだりすることが味覚などの、その単語に関連した感覚を呼び起こすことができるということなのです。例えば、カプチーノの絵は淹れたてのコーヒーの香りやそのこの世のものとは思えないほど素晴らしい味を口の中にもたらすことができます。ユーザーエクスペリエンスのデザイナーは共感覚のフィードバックをユーザーエクスペリエンスへ統合する予定ですが、この技術が実現するのにはまだいくらか時間がかかるでしょう。

 

 

 

結論

 

事業のスタートアップは素晴らしいユーザーエクスペリエンスを生み出すことによって、短時間で大きな成果出せるようになってきています。今や、大企業でさえ、最も新しくて最良のユーザーエクスペリエンスを構成し自社の製品に投入することの価値があるということを理解しています。新しい科学技術に重点を置いたユーザーエクスペリエンスは、2018年のユーザーエクスペリエンス界を支配することになるでしょう。

 

それと同時に企業はアイデアを評価し、ユーザーが必要としている製品をデザインすることに集中するようになり、それゆえ、デザインを考える人たちの中には、アイデアを実現するために、人間中心のデザインを選ぶデザイナーが増えていくことでしょう。

 

あなたがもし、ユーザーが、最短の時間とわずかな手順で作業を終えることができるようにすることによって、知的で速くて、そして直観的な体験をユーザーに提供するという2018年の目標に参画してくれるなら、私たちに大声で呼びかけてもらいたいものです。

 

 

※この記事は7 UX Design Trends to Watch Out for in 2018を翻訳・再構成したものです。

 

 

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